人形町今半

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敬老長寿のお祝い

敬老長寿について

◎ お年寄りを敬い、長寿を願う行事や祝い事の起源の由来
1「敬老の日」の起源

高齢者を敬い長寿を祝う国民の祝日「敬老の日」は、いつから始まったのでしょうか。

聖徳太子の伝説に由来

飛鳥時代の593年、聖徳太子は摂津(現在の大阪市)に四天王寺を建立しました。この時四箇院の制を制定し敬田院(けいでんいん) 現在の寺院、施薬院(せやくいん)現在の薬局、療病院(りょうびょういん) 現在の病院、非田院(ひでんいん)現在の孤児院や老人ホームの施設を作りました。
この非田院を建立したのが9月15日だったことからこの日を敬老の日に定めたといわれています。

「養老の滝」の伝説に由来

美濃国(現在の岐阜県)に住む酒好きの年老いた父親と暮らす木こりをしていた息子が、薪を取っていたときに足を滑らせ谷間に落ちました。そこでは石の中から水が流れ、それはお酒の味がしました。息子は毎日これを汲み父親を喜ばせたといいます。この話を聞いた元正天皇が霊亀三(717)年に、この地を訪れ、息子のこの上ない孝行を「天地の神がお褒めになったのであろう」と、息子に美濃守という役職を与えました。お酒が流れていた場所は養老の滝であったことからその年の11月に年号を「霊亀」から「養老」とあらためました。又、元正天皇がその地を訪れたのが9月中旬だったことで敬老の日とする説があります。

兵庫の小さな村からの
「お年寄りの日」

昭和22(1947)年、兵庫県多可郡野間谷村で“老人を大切にして年寄りの知恵を借りて村つくりをしよう”と「としよりの日」を提唱し、農作業が一段落し天候も良い9月15日に敬老会が開かれました。3年後の昭和25(1950)年、兵庫県全体で敬老会が行われ、県民運動が始まり翌年には全国に広がりました。

昭和41(1966)年、国民の祝日として「敬老の日」が制定され「多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」日とされています。2003年には9月第3月曜日に改定され連休になるように変更されました。

2江戸のお年寄り考 「老入り」

江戸は人生50年の時代で、40歳を過ぎると世代交代の準備に入り、隠居して若い人を育て引き立てる役目がありました。
「老入(おい)り」と呼ばれ、わが家や地域の相談役に徹し、周りもその価値を認め、尊敬の念で接していました。
お年寄りの務めは、
「どれだけ若者を笑わせたか、どれだけ若者を引きたてたか、どれだけ良いものを伝承したか」で、“老入り”を楽しみました。

「老後」という言葉は、明治初期まではなかったそうです。

3賀寿の年祝い

還暦のお祝いで“お年寄り”に入るのでしょうか、歳を重ねるごとにお祝いが続き、長寿の寿ぎが始まります。

もう一つの年祝いの贐(はなむけ)の言葉

還暦(60歳)
暦が元に還る

…やっと人並み、これからが出発点

古希(70歳)
人生七十古来稀なり

…元気だ。若者に負けない心意気

喜寿(77歳)
喜の草書体「㐂」から

…少しは人生にも慣れてきた

傘寿(80歳)
傘の略字「仐」から「八」「十」

…まだまだ、世の役に立ちたいもの

半寿(81歳)
半の文字を分解、八十一

…これで人生ようやく半分

米寿(88歳)
米の文字を分解、八十八

…それでもお米が食べ足りない

卒寿(90歳)
卒の略字「卆」から

…人生に卒業はないはずだ

白寿(99歳)
百から一をとると「白」

…せめて百歳になってから

百寿(100歳)
百歳、ももとせ

…一つの節だが、まだまだ未熟

茶寿(108歳)
冠が二つの十に分解され下の文字が八十八に分解されることから足して108

…もっともっとお茶を飲んでから

皇寿(111歳)
白が白寿の99、王を分解「一」「十」「一」

…そろそろゆずろう日本一

昔寿(120歳)
昔の文字を分解して

…心づもりはできたけど

天寿(162歳)
天から授けられた寿命の意から年齢は諸説あり

…これで人生、全うです

4老人の格言・熟語(NO.1)

「お年寄り」への評価や警め(いましめ)のことば

「亀の甲より年の功」

亀の甲羅はべっこうと呼ばれ、高価な材料ですが、年長者から教わることはそれを上回る価値があり“年長者の知恵、経験、思慮深さは何よりも貴重だ”という尊敬の意。

「年寄りの冷や水」

冷たい水を急に飲めば、腹痛を起こすように“年をとると体力が落ちるので、分相応の行動を”という警め。

「医者と坊主は老人がよい」

ベテランなほど安心してまかせられるということ。

「老いては子に従え」

カルタの教え。女性の三従(親、夫、子)の一つ。子が成人して世帯をもったら、いいおばあちゃんになれとの教え。

「年寄りっこは三文安い」

年寄りに甘やかされて育った子、親が年をとってからできた子は厳しく育てられない。

「命長ければ辱(はじ)多し」

男の子が多ければ心配事が多く、財産をもてば仕事が多くなり、長生きすれば恥をかくことが多い。(「十八史略」より)

「歳月が知恵を生む」

老人の知恵が深いことをほめた言葉。
Years bring wisdom

「老婆心切・老婆親切」

人のために過度の心尽くしをする。老婆があれこれ心づかいをする。(「碧巌録(へきがんろく)より)

5孔子の人生の教え(人生訓)

孔子が説く人生の生き方。

6「林住期」という人生の教え

古代インドの一生の過ごし方を四期に分けて教えた“人生論”て解脱を目指す時期です。

学生(がくしょう)期(0~24歳)

人間としての生きる知恵をつけるための学びの時期。

家住期(25~49歳)

社会人として伴侶を得て家庭を作り、仕事に励む時期。

林住期(50~74歳)

仕事や家庭から卒業し、林に庵を構えて自らの来し方、行く末を深く瞑想する時期。老化や衰退の心配より充実した日を過ごす、人生で最も大事な黄金期です。

遊行期(75歳~)

林(庵)から出て思うままに遊行して人に道を説き、耳を傾け、人生の知恵を人々に授ける時期。住まいを捨て、自分を見極めて解脱を目指す時期です。

7長月(9月)の歳時記

9月は「敬老の日」国民の休日を中旬に、お年寄りにとって楽しい時間が多い月です。
9月を「長月」と呼ぶのは「夜長月」を略したという説が有力ですが、その他に「長雨(ながめ)」や「稲刈月」が転化や訛ったという説があります。9月は自然の移ろいや月や農事を「眺める月」かもしれません。

「重陽の節句」(9月9日)の祝

五節句の一つで九が重なる縁起のよい日と言われ、「陽数(奇数)」のなかでもいちばん大きい九が重なることから「重九(ちょうく)」とも呼ばれ、めでたい日とされています。「お九日(くんち)」と呼ばれ、秋の収穫祭と合わせ祝うようになり「長崎くんち」、「唐津くんち」の起源となりました。
「重陽の節句」は別名「菊の節句」で、菊は仙人の住む場所に咲き長生きの効能があるとされています。菊を飾り、杯に菊の花びらを浮かべた菊酒を飲み、長寿を願ったのです。

「十五夜」と月見の宴

満月の夜、秋の収穫物を供えて感謝する祭りが「十五夜」です。
奈良・平安時代には貴族の間で月見の宴が催され、和歌に月を詠むなどして楽しみ、この風習が庶民に広まり、月見の夜は月見団子や里芋、秋の果物などを供え秋の七草を飾り楽しむ行事となりました。
「満月の夜」を待ち、満ちる月、欠ける月を風雅な名前で楽しんでいます。
※風雅な“月”の呼び名

上弦の月・8日

十日余の月(とおかあまりのつき)・11日

十三夜の月・13日

待宵月(まちよいつき)・14日

満月(十五夜)

十六夜(いざよい)・16日

立待月(たちまちつき)・17日

居待(いまち)月・18日

臥待(ふしまち)月・寝待(ねまち)月・19日

更待(ふけまち)月・20日

下弦の月・23日


「秋分の日」先祖供養の日

昼夜の長さがほぼ等しい彼岸の中日で、9月23日頃です。二十四節気のひとつで、彼岸とは春分と秋分を真ん中にして前後3日間ずつを合わせた1週間のことで、最初の日を「彼岸の入り」、後の日を「彼岸明け」といいます。
彼岸とは、亡くなった先祖が住む「あの世」のことで秋分の頃は、西方の彼方にある、あの世(極楽浄土)がこの世に近づく日として、お墓参りに行き供養をします。

8「老」の字源

「老」、ろう、老いという字はどのようにして生まれたのでしょうか。
「老」の文字は、長毛で背中の曲がった人が杖をついてる形を文字にした象形文字で、お年寄りの姿を文字にしたのです。
音の「ロウ」は「僂」で、背中が曲がるを現わしたもので「考」という漢字ももとは「老」と同じ意味でした。「考」は、形声文字でのちに「考える」に独立したのです。
「老」はお年寄りを表現しますが尊敬語としても使い、老練や老巧、経験を積み重ねて熟練したお年寄りに見える漢字ですね。

漢字では「耆」は60歳、「老」は70歳、「耄(もう)」を80~90歳ぐらいとして分類しているそうです。命のながい人を老寿、老人ともいうそうです。

9国際的な「敬老の日」

世界の国々にも敬老の日はあるのでしょうか。

アメリカの敬老の日

9月第1月曜日の次の日曜日が敬老の日となっています。日本より少し遅い1978年からNational Grandparents Day(祖父母の日)としてお祝いがされています。

中国の敬老の日

旧暦9月9日、敬老の日とされています。

韓国の敬老の日

10月2日、老人の日とされています。

パラオの敬老の日

5月5日が、Senior Citizens Dayとして休日となっています。

10日本の高齢者データー

日本は“高齢者先進国”として“元気な長寿社会”を迎えています。その背景には、食への配慮、医療や福祉の充実などの取り組みがありますが、健康経済社会の創造が大切です。

65歳以上の高齢者人口
(2017年国勢調査)

3514万人 総人口に占める割合 27.7%

75歳以上

1747万人 総人口の13.8%

80歳以上

1074万人 総人口の8.3%

就業者数

770万人
65~69歳男性の53.0%
65~69歳女性の33.3%

100歳以上の高齢者(2017年厚労省)

6724人
女性 87.9%

最も多かった都道府県

※人口10万人あたり

最もすくない県

埼玉県 32.09人

高齢者親子の同居率増加(2014年調査)

18歳以上の子供が親と同居する割合は減っているのに、子が65歳以上なら同居は増えています。

  • 18歳以上の子供が親と同居する割合2.3%
    (09年調査より4.2%減少)
  • 子が65歳以上の同居26.7%
    (04年調査より6.3%増)

※国立社会保障・人口問題研究所 調査

国民医療費(厚労省調査)

18歳以上の子供が親と同居する割合は減っているのに、子が65歳以上なら同居は増えています。

  • 2015年度に病気やけがの治療で全国の医療機関に支払われた医療費の総額
    国民医療費:42兆3644億円
    国民1人あたり:33万3300円
    9年連続で過去最高を記録
  • 後期高齢者医療制度の給付額
    14兆255億円

※国立社会保障・人口問題研究所 調査

◎ お年寄りの健康長寿を願うお祝いやおもてなしの作法
1敬老長寿のおもてなし

敬老の日は、国民の祝日の一つですが“敬老”って何歳からというアンケートでは、20~40代の世代の半数以上が60歳以上の方、60歳以降の世代の方は70歳以上と答えています。日本の老人福祉法では65歳以上の方を高齢者の対象としていますが、本人の意識を探りながらお祝いの席を設けるのが良いでしょう。

敬老のお祝いで嬉しかったもの

第1位は、「家族との外食」と20%の方が答えています。旅行や電話、手紙など物を貰うよりも直接会ってどこかへ出掛けたり声を聞いたり、心のこもった手紙を貰うのが嬉しいようです。

第2位は、花で「りんどう」が選ばれています。昔から薬効があり、古代エジプトでは強壮剤、殺菌剤、健胃薬として知られています。紫の色も敬老のお祝いの色です。

2敬老長寿のお祝い

古希(70歳)や喜寿(77歳)のお祝い

人生の節目のお祝いとして、家族や親戚が心のこもったおもてなしを企画します。

  • お祝いの食事会
    割烹料理やレストラン
    自宅での食事会
  • 家族での温泉旅行
  • 記念に残るオンリーワンのプレゼント
    健康器具のプレゼント
    名入りのお酒やグラス、食器
  • おしゃれな衣類や小物のプレゼント

傘寿(80歳)のお祝い

平均年齢が延びるなか80歳はまだまだ元気な歳です。80歳は高貴な紫色でお祝いをされ、紫色のちゃんちゃんこや座布団を贈られて尊敬される年祝いとなります。

米寿(88歳)のお祝い

外出するのも気づかうようになり、気持ちが伝わるお祝いが多くなります。

  • 本人の似顔絵の入った贈り物
  • 本人の名入りの贈り物
    お酒やお箸、食器や湯のみ、
    マグカップ
  • ・健康に良い食品
    果物やお肉などこだわりのギフトが贈られます。
  • 米寿の色は金色で、金茶色や黄色のちゃんちゃんこや座布団、扇子や頭巾なども用意されます。ご招待者には米寿にちなんで名入りのお米を贈ることもあります。

百寿(100歳)のお祝い

百寿、ももじゅとも呼ばれ、一世紀を生きたことから紀寿とも書かれます。 長寿祝いとして国からも「百最高齢者表彰」として厚生労働省より賞状と記念品の銀杯が贈呈されます。

3長寿のための健康食

お年寄りの多くが家族との外食が一番嬉しいと答えています。子どもや孫、親戚が一同に集まってお互いの元気な顔を見て歓談し、美味しい食事会を楽しむのが何よりのお祝いです。

1977年の「合衆国の食事の目標」は「和食」

1960年代、心臓病やガン、肥満に悩むアメリカで大掛かりな調査が始まり、「国民栄養問題アメリカ上院特別委員会」のJ.マクガバン委員長の出した結論が「和食こそが、人類の理想食である」でした。「和食」の特色は、優れた栄養バランスでした。

高齢期に大切な動物性たんぱく質の摂取

身体の栄養状態を良好に保つことが高齢期に大切な食生活の在り方です。
肉類、牛乳、油脂を摂取する人ほど長寿で知的能動性の低下が防げるといわれています。

高齢期こそ肉を食べましょう

以外に見過ごされるのが高齢期の“栄養失調”です。歩幅が狭くなり、筋力や血管、免疫細胞などの機能に不可欠な成分の補給が大切になります。そのためには、肉や魚などのたんぱく質の摂取が大切です。

多彩な食品の摂取に心がけましょうおす

すめは、肉類や魚介類、野菜や果物など10食品群をほぼ毎日バランスよく食べることです。多様性に富む食品を食べる食習慣をもつ高齢者ほど寝たきりになりにくいといわれています。
“おいしい、飽きない、残さない” そんな食習慣が、長寿のための健康食の秘訣です。

4長寿のための毎日体操

加齢とともに筋力が衰え、動きと気持ちのズレに注意が必要な歳が敬老の特徴です。無理、無茶をせず、身体の悪循環から好循環を目指し自立した生活を送る体力づくりに心がけましょう。

毎日できる簡単な健康体操

  • 手首、足首をほぐす
  • 両手合わせ
  • 両手のグーパーグーパー
  • 足指にぎり
  • アキレス腱伸ばし
  • つま先立ち
  • 肩上げ
  • 腹式呼吸

こんな身体の動きを毎日生活に組み込むことによって快適な敬老期が過ごせます。

健康体操による効果

  • 筋力、骨密度低下の防止
  • 動脈硬化の抑制
  • 心肺機能低下の防止
  • 情緒の安定
  • 認知症の予防

使っていない筋肉を動かし、肩こりを治し、いつも手軽にできる体操を毎日継続することによって認知症のリスクも遠ざけます。

敬老期の生活習慣病を遠ざけるワード

  • めんどくさい
  • 明日から頑張る
  • 今日は元気だから
  • は禁句です。

敬老期の“運動(体操)、栄養(食事)、休養(睡眠)”をもう一度チェックしましょう。

5長寿のための休養と快眠

年齢とともに睡眠が変化し、どうしても睡眠が浅くなります。
中途覚醒や早期覚醒が増加し、不眠症や睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害になりがちです。睡眠障害は万病の元です。健康長寿を目指して快適な睡眠環境をつくりましょう。

健康長寿のための睡眠環境づくり

  • 室温や照明などの就寝環境を整える
  • 午前中に日光を浴びる
  • 長い昼寝は避ける、日中ベッドを使用しない
  • 入床、覚醒時刻を規則正しく整える
  • 食事時刻を規則正しく整える
  • 決まった時刻に身体体操をする
  • 夕刻以降に過剰の水分摂取を避ける
  • 過剰なアルコール、カフェイン、ニコチンの摂取を避ける

こんなことに注意して快適な休養環境を整え敬老期を過ごしましょう

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