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[人と仕事] 鈴木崇史 杉村泰弘 丸山靖子 永津智彦 鈴木智士
photo 料理未経験の僕が、お客さまの前で調理!?すべての経験を糧に、いつかサービスを極めたい。
 
機械的なサービスではないサービスに惹かれて、この会社に入りました。
学生時代に飲食店でアルバイトをしていたので、接客業を中心に就職活動をしました。正直言って、人形町今半のことは何も知りませんでした。ですが、就職サイトを読むとお客様の目の前ですき焼を炊いたり、お客様の要望に合わせて・・・給仕をしたり、よくある飲食店の機械的なサービスとはまったく違うことを知り、とても興味を持ちました。 photo
「辞めます」と人事に電話をした過酷な調理場研修。今では本当に役立っています。

人形町今半には名物研修があります。それが約1年の調理場研修。本物の板前修業を受けるんですよ。これ、誰に聞いても「ものすごくつらかったけど、後から考えると最高の経験だった」と言うと思います。今では僕もそれに賛成するけど、当時はつらいなんてもんじゃなくて、研修中に3回、「もう辞めます」って人事に宣言しました。副社長が飛んできて「今辞めても何も残らない、ただの負け犬だぞ」と諭されて、何とか踏ん張りましたけど(笑)。
念のために言うと、あの頃はまだ調理場が「料理人を目指すわけでもない大卒」をどう 受け入れていいか研修のルールができていなかったし、自分自身何を、どこまで手を出し ていいのかわからなった。消極的だったかな。夏を過ぎた頃、先輩から「自分から積極的にやれ」と活をいれられ、調理場が楽しくなりました。仕事を任せてもらえるんです。研修も終わりの頃、「鈴木は調理場に残るんだろ」の一言、一年間かけて、初めて調理場の一員として認めてもらえた最高の瞬間でした。

接客は、お客様に教わる。・・・
研修が終わって始まったサービスの仕事は、本当に面白かった。人形町今半では、サービス担当者がお客様の席ですき焼を炊きます(この会社では「炊く(たく)」と言います)。
僕らのお店にはフェルトで作った肉・野菜があって、まず、それで炊き方の練習をします。 慣れてきたら練習で実際のお肉を炊いて、店長のOKがでたら、お客様の前でお炊きします。 人形町今半には、もう何年何十年と通ってくださるご常連様が多くて、新人はまずそんなご常連様を担当します。その中から生きた話術、知識等を勉強するんです。すごいことですよね。

「辞めます」と人事に電話をした過酷な調理場研修。今では本当に役立っています。

2年目の夏に、舞浜のイクスピアリ店へ異動になりました。この店は人形町今半の中でも特殊な環境にあります。
そう、あのテーマパークのお客様がたくさんやってくる。魔法にかかったご家族・カップルで店内は明るく、楽しい職場でした。
ただ、この店は社内でも忙しい事で有名で、土・日曜日、閉園時間になるとお客様が一斉にやってくる。店長不在の時は自分が責任者にならなければなりません。プレッシャーはすごく感じます。が、やりがいはあります。新人が一人立ちするための登竜門の店舗でもあるのです。 お誕生日のお客様がいらっしゃると、店内を暗くしてケーキを提供したり、忙しい中でもお客様に喜んでいただくよう、いろいろな工夫をしました。

新店をやりたいという希望も聞いてくれた。この会社、ただの老舗ではありません。

上野広小路店は、広間と個室とホールがある、人形町今半の中でいちばん大きな構えの店です。
イクスピアリ店にいる間に、名古屋に新店を出す話があり、「ぜひ行かせて欲しい」と希望を出しました。「であれば、似た店で勉強しておけ」と、ここへ異動になったのです。
古くて堅い会社に見えるかもしれませんが、若手の意見や要望は柔軟に聞き入れてくれますし、チャンスもたっぷり与えてくれます。もちろん、やりたいことがすぐにできるわけではないけれど、それができる自分を作っていける会社でもあります。

今は、2007年3月にオープンした名古屋ミッドランドスクエア店のお店づくりに全力で取り組んでいます。人形町今半は挑戦が大好きな会社です、僕も一緒に挑戦し続けます。
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